腎不全になった子は、元々尿路結石症をのある子でした。
※写真は腎不全になる以前のものです。
尿路結石症といっても頻繁に病院へ通わないといけないという事はなく、療法食(一般のフードよりは高価)を食べていれば日常生活は問題ないという事だったので、通院にお金がかかるという事はありませんでした。ただ、たまに血尿が出る時(尿phが酸性またはアルカリ性に傾いた時)があり、そういう場合は病院で色々検査したりお薬をもらったりするので、「人間みたいに健康保険の適応がないから、結構治療費かかるんだなぁ…」と思ってはいました。しかし、通院が続くような事がほとんどなく、年1回のワクチン接種&血液検査(健康診断を兼ねて)の時に少しお金がかかるくらいだったので「ペット保険は…まぁいっか」と、特に入る事も考えずにいました。
しかし今回、腎不全に関わる通院や治療費がかなりかかった事で、ペット保険の加入について考えるようになりました。
腎不全に関わる治療費
覚悟はしていましたが、相当かかります。(現在進行形で)
病院によっては金額が変わってくるとは思いますが、腎不全になった場合(またそれ以外の場合でも)の治療・検査費などがどれくらいかかるものなのか、私が通う病院の代金を参考の為に記載したいと思います。
診察料 ¥500 ※初診料などの設定がないので毎回同額
血液検査 ¥3,500〜 (生化学検査の項目数により増)
- 採血料 ¥500
- CBC検査(赤血球数とかの検査) ¥1,500
- 生化学検査(尿素窒素やCreなど) 1項目につき ¥500
- 血液電解質検査(ナトリウム・カリウムなどまとめて) ¥1,000
超音波断層検査 ¥1,500〜
- 超音波断層検査(腎臓左右) ¥3,000
- 超音波断層検査(片方だけ) ¥1,500
- 超音波断層検査(泌尿器) ¥3,000
- 超音波断層検査(腹部) ¥2,000
レントゲン撮影 1枚につき ¥3,500
尿一般検査 ¥1,800
尿採取(カテーテル) ¥2,000
皮下点滴(病院の場合) ¥2,000
皮下点滴(自宅の場合/1週間で) ¥4,600〜
- 輸液(500mlパック) ¥750 × 3パック※
- 輸液セット(管など) 1週間使用 ¥500
- 栓付きチューブ 1週間使用 ¥500
- シリンジ 1週間使用 ¥300
- 翼状針 使い捨て 1つ ¥150
※1日1回200mlだと1週間分で3パック
皮下点滴指導料 ¥1,000
ホルモン剤(注射) 1本 ¥2,300〜
※現在は1週間で2本投与
抗生物質(注射:院内・処方ともに) 1本 ¥1,000
抗炎症剤(注射:院内・処方ともに) 1本 ¥1,000
整腸剤(注射:院内・処方ともに) 1本 ¥1,000
服用する薬は1錠が¥100前後。1錠を分割して服用するものもあるのでそんなには高額になりません。(「分割料(1錠あたり数十円)」や「分包料」も細かく請求されますが…)
ペット保険について考える
現在は週1回の通院・検査で、約¥17,000ほどかかっていますが、はじめの頃は毎日病院で点滴、注射でお薬(抗生物質など)を入れてもらっていたので、毎日それなりの出費がありました。検査についても、何か異常や疑わしいことがあれば追加検査もしたり…。検査にはお金がかかるので、検査をする・しないは先生からオーナーへの相談はありますが、状況を把握する為にも(お金の事は気になりつつも)可能な限りの検査はしてもらいました。さらに、腎不全の子は、麻酔が出来ないため選択肢にはありませんでしたが、手術という話もありました。腎不全発覚から約1ヶ月、9/30までにかかった治療費(検査・点滴・投薬・点滴器具代・病院食「エネルギーちゅ〜る」等、全て)は、約19万円にもなっていました…。
1匹だけでもこの出費…。もし今、もう1匹の子に何かがあった時は…。
もう1匹の黒猫の子は年齢は若いですが、腎不全になるのは猫特有の病気なので、年齢はあまり関係ないそうです。そして、この1ヶ月ほど通院している中で、猫さんのオーナー様やオーナー様と話している先生の口から「腎不全」という言葉をよく耳にして、本当に腎不全になる子は多いんだというのを実感しました。
黒猫の子だって、この先、いつどうなるか分かりません。そう考えた時、「やはり今、ペット保険に入っておいた方が良い」と心底感じました。
ペット保険のおすすめは
正直、どんなペット保険があるのか全く分からなかったので、とりあえずネットで色々調べてみたところ、ペット保険について分かりやすく比較してまとめている方の記事を見つけたので、そちらの内容を見て検討の参考とさせていただきました。
〈takaの保険節約術〉 ※別サイトです。
猫のペット保険 おすすめの比較と評価ランキング【2017年最新の人気商品から選んでみました】
こちらのサイトの情報と、実際に保険のサイトを見て検討した結果、私の場合はPS保険(50%保証)を選びました。選ぶにあたり、特に下記の内容が良いと感じました。(2017.9現在の内容でです)
- 手術は年2回まで保証
- 年間保証限度額100万円まで
- 全国の動物病院で利用可能
- 免責金額・最低診療費の制限なし※
※免責金額…この設定がある場合、この金額を下回る治療費の場合は、オーナーが全額負担。
最低診療費…この設定がある場合、この金額を上回らないと保険金がおりない。
「この保険があれば、この先全く安心できる」という訳ではありません。通院や入院の条件で、補償の対象になる場合・ならない場合もあるので、あくまでも、急に多額の治療費が必要となった場合の「保険」です。
これは掛け捨てになるので、「保険に入ったつもりで治療費分をタンス貯金をした方が良い」という方もいるとは思います。ただ、私の場合はすでに腎不全の子で多額の治療費が発生しているので、さらにもう1匹の子まで…となると、金銭的に相当厳しいので保険に入る事を選びました。
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