役立った明かりなど、停電についてのあれこれ

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「台風21号」による停電で、私がどういう風に暗い中を過ごしていたのかをまとめました。

日常だけでなく非常時にも使える照明や役に立ったことなど、参考になりましたら幸いです。



役に立った「明かり」

「大阪北部地震」以降に買い足した懐中電灯(100均で購入)は2本。それ以外のものは地震に備えて以前に購入していたものだったり、災害とは関係なく持っていたものでした。

「停電時でも使える」と思ったので、ご紹介します。

【ELPA】センサーライト もてなしのあかり(サイズ小)

センサーライト もてなしのあかり

玄関に置くために購入したセンサーライトです。スイッチの切り替えで常時点灯させたり、ダイヤルでセンサーの感度(どの程度の暗さで点灯させるか)を設定できます。

底の部分にはフックが付いているので、逆さに吊るして使うこともできます。

センサーライトスイッチ部分のアップとフック部分

ふわっと広い範囲を照らすので、これひとつあれば部屋全体がそれなりに(「凄く」とまではいきません)明るくなります。

普段から使っている照明器具ですが予備の電池を用意していなかったので、これも防災用品のひとつと考えて予備の電池を準備しておくことにしました。

もてなしのあかり

ELPA センサーライト もてなしのあかり 乾電池式 玄関・お庭・リビングにおすすめ 外でも使える防雨形 3W電球色LED HLH-1201(PW)

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【CAT EYE】LEDヘッドライト

LEDヘッドライト

自転車用のライトで、自転車通勤している旦那さんのものです。

自転車用のライトとしてはかなり明るく、広範囲を照らしてくれます。夜一緒に出かけた時は、その明るさに驚きました。

USB充電式なので、モバイルバッテリーで充電することができます。自転車に取り付けるものなので手持ち用ではありませんが、懐中電灯代わり※にも使えます。

※盗難防止のため、駐輪の際には自転車から外して持ち歩くので、緊急時の懐中電灯としても使える。

キャットアイ

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LEDランタン

【パナソニック】 LEDランタン

こちらの商品のみ、「東日本大震災」以降に、災害時用として購入していたものです。

宅急便の配達員さんが夜間に来られたとき、首から下げていたのを見てこの商品を知りました。「結構明るいし、首から下げれるのって便利そう」と思い、ネットで検索して購入。

フックはありませんが紐※が付いているので、吊るして使うこともできます。

※商品に付いている紐は首から下げれる長さではないので、配達員さんのカスタマイズだったようです。

LEDランタンのスイッチ部分

オン・オフの切り替えは、本体を回す仕様。小振りなサイズ感、シンプルなデザインと仕様が、単純に気に入っています。

LEDだからか、サイズの割に明るく感じます。部屋全体を照らすにはさすがに物足りないですが、手元や狭い範囲を照らすには十分。停電時にはトイレの明かりとして使いました。

LEDランタン

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懐中電灯をランタンに

今回の停電を体験する以前に、ネットで見かけて知っていた「懐中電灯をランタンにする方法」。実際にやってみて、本当に明るくなったのでオススメしたいと思います。

私がやったのは、「懐中電灯に白いビニール袋(スーパーの袋など)を丸くかぶせる方法」

電気の紐に懐中電灯をぶら下げて白いビニール袋を丸くかぶせてみた状態

写真は、停電時に撮影したものです。

上の写真では、懐中電灯に付いていた紐を蛍光灯の紐に結んでから、スーパーの袋をなるべく丸くなるようにふわっとかぶせ、上から吊るす感じでランタンにしています。

吊るす場合は良かったのですが、「置き型」を作る際、私はうまく丸くかぶせられず…。(袋がふにゃっとなって自立できない)

結局、白いショップ袋(使ったのはユニクロの袋)を、自立するような形で懐中電灯にかぶせ、ランタンにしました。

懐中電灯だけの明かり
懐中電灯に白い袋をかぶせた時の明かり

写真はどちらも、停電時に撮影したものです。

懐中電灯の直線的な光がビニール袋によって屈折・拡散されることで、懐中電灯だけの時よりも部屋全体がほんのり明るくなります。

劇的に明るくなった!…とまではいきませんが、「小さな明かりを少しでも明るくしたい」と今回の停電で感じたので、この方法を知っていて良かったと思いました。

停電時、Twitterで「懐中電灯の上に、水の入ったペットボトルを置く方法」というのを見かけたので、それも実際にやってみました。

私の個人的な感想は…

  • ペットボトル…光がキラキラと広がる感じ。明るくなるけど、照らされ方にムラがある。
  • ビニール袋…まんべんなく柔らかい光が広がる。部屋全体が照らされる感じ。

私が使ったペットボトルはフラットな形状では無かったため、光にムラができて「明るいけど、部屋を全体的に照らすにはちょっと向いていないかも…?」という印象でした。

ペットボトルの場合は、ボトルの形状に光が屈折するので、炭酸飲料が入っているようなフラットな形状の方がランタンに向いているかもしれません。



停電後、冷蔵庫の中身は…?

「停電したら、冷気を保つために冷蔵庫は開けない」というのは何かで知っていたので、極力開けませんでした。

丸1日以上停電したときの冷蔵・冷凍庫の中身がどうなったのか、参考に書いておきます。

ちなみに、我が家の冷蔵庫は上=冷蔵庫、真ん中=冷凍庫、下=野菜室となっております。

◆冷蔵庫

停電翌日の夕方(停電から約27時間)、食材の廃棄を少なくするために冷蔵庫のものを取り出すとき、冷気はほとんど感じられませんでした。

冷蔵庫に入っていたのは、ざっと下記のものです。

  • 玉子
  • ヨーグルト
  • ベーコン
  • こんにゃく
  • 麦茶
  • 味噌
  • 調味料いろいろ

未開封のベーコンやこんにゃくを加熱調理、夕食で食べましたが、特に変な味はしませんでした。玉子は後日、全て加熱調理にして食べましたが、特に問題なし。調味料類もそのまま使っています。

ただ、旦那さん用に買い置きしていたヨーグルトは変な味がしたそうなので、念のため廃棄。食べた量が少なかったからか、その後お腹を壊すといった症状は出ませんでした。

当時、買いだめ前で冷蔵庫にあまり食材が入っていなかったこともあり、廃棄したのはヨーグルトのみでした。

◆冷凍庫

一応、冷気は残っていました。

冷凍庫に入っていたのは、ざっと下記のものです。

  • アイス類
  • 肉類
  • 保冷剤(ハードタイプ・持ち帰り用でもらったもの数個)

台風前に買ったばかりだったアイスは無惨にも溶けていました。

再度凍らせて旦那さんが食べていましたが、氷菓は味が劣化(氷とシロップが分離?)していたようなので廃棄。アイスクリームは、そこまで味の劣化が感じられなかったようなので、そのまま食べていました。

肉類は、1回に使う量ずつ切り分けたものをジップロックにまとめて入れて冷凍していたのですが、ジップロックごとに固まりのようになっていたからか、完全に解凍されてはいませんでした。固まりの表面の肉が「少し解凍されたかな?」くらいの感じです。

冷凍庫に入っているものは、加熱調理するものばかり。アイス以外は解凍しきっていなかったので、「セーフ」と判断して廃棄はしませんでした。

冷凍庫には凍った食材が多く入っていたこと、長時間の保冷ができるハードタイプの保冷剤がいくつか入っていたことが、少しでも冷気を保てた理由かもしれません。

ちなみにハードタイプの保冷剤は、旦那さんがBBQのときにクーラーボックスに入れる用として購入した、たまたま持っていたものでした。

ハードタイプの保冷剤

ホームセンターで購入した750gと、100均(ダイソー)で購入した500gの保冷剤。

◆野菜室

冷凍庫からの冷気が下りてきていたのか、冷蔵庫に比べて冷気が残っているのを感じました。ここには野菜しか入れていないので、傷んで廃棄した食材はありませんでした。

私は賞味期限の管理が面倒なので、普段から冷蔵庫の中にはあまりたくさんの食材を入れていません。そのため、今回は食材の廃棄が少なくて済みました。



停電時にあって良かったモノ

停電して感じたのは「普段無意識に、テレビやスマホで時間を潰していた」ということでした。

停電するとテレビは見れなくなり、スマホは電池を温存するため、情報収集など必要最低限の使用のみ。テレビを見ず、スマホを使わなくなるだけで、ずいぶん時間を持て余す感じがしました。

昼間はまだ良いのですが、暗くなると本が読めなくなった(電池の消費を抑えるために、なるべく懐中電灯を使わない)ので、娯楽が何も無くなってしまいました。

そんなときにあって良かったと思ったのが「タブレット」でした。

私が持っているのは、Amazonの「Fireタブレット7」。「Kindle Unlimited」の読み放題で、電子書籍を読んでいます。

タブレットなら懐中電灯など使わなくても、本を読むことができるので、停電になったとき「タブレット持ってて良かった!」と思いました。スマホに比べて電池の消費も早くない※ので、あまり電池残量を気にせず使うことができるのも良いです。

※私の使っているスマホが古いため、最近電池の消費が早いのです…。

停電でWi-Fiが使えなくなり、新しい本はダウンロードできなくなりましたが、ダウンロード済みの本を読めるだけでも良かったです。

タブレット以外に、携帯ゲーム機なども良いと思います。

とにかく「暗くても使える、気晴らしできるもの」があることは大事だと感じました。



停電時にちょっと心配になったこと

大事な通信手段でもあり、情報収集のツールであるスマホの充電が一番の心配ごとでしたが、時間が経つにつれて他にも「どうしよう?」と思うことがありました。それが「洗濯」です。

私はシンプルライフを目指していることもあって、洗い替えをたくさん持っていません。

停電当日は休みだったこともあって、朝のうちに溜まっていた洗濯を済ませたばかりでした。2〜3日分は着替えがある状態です。

台風で停電になったのは週の半ば。2〜3日分の着替えがあれば週末になるので「このまま洗濯できなければ、電気が使える地域のコインランドリーまで車で行って、洗濯すれば良いか…」と考えていました。ですが、もし停電当日の朝に洗濯をしていなくて、「着替えが足りない」という状況になっていたら…相当困っていたと思います。

真夏で服が汗だくになっている訳ではなかったので、下着だけ手洗いして、服は何回か着ることになっていたかもしれません。

冷蔵庫の食材は少なかった結果、廃棄するものが少なく済んで良かったのですが、洗い替えが少なすぎるのは少し考えものなのかもしれません…。



停電を体験して

台風は日本に来る数日前から進路予想や威力が発表されていて、備えることが可能な災害です。ただ、私はこれまでの経験から今回の台風を甘くみていて、情報収集もせず、十分な準備をしないまま被害に遭ってしまいました。

今回の経験で、停電すると自分は何に困って、何が必要になるのかを大体知ることができました。そして普段、いかに何気なく、あらゆるところで電気を使っていたのかも…。

短期間とはいえ、電気が使えない生活は「使えて当たり前」の生活を送っていた私としては、やはり不便を感じました。

でも、こういう体験はなかなかできないと思うので、改めて防災について考える良いきっかけになったと感じています。

↓よろしければ、こちらの記事もあわせてお読みください。

【災害の記録】2018年 台風21号 その1

【災害の記録】2018年 台風21号 その2



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