腎不全発覚から1ヶ月、血液検査その他の経過

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愛猫が腎不全と分かってから、1ヶ月ほどが経過しました。

最初の検査時から、ずっと上がり続けるBUNとCreの値。

見た目にはどんどん悪くなっているという事はないのですが、十分な食事がとれていない為、背骨の節が分かるほどに痩せてしまいました。尿管の拡張も少しずつですが続いている状態です。

ペットシーツを敷いた寝床に横たわる愛猫

※現在の写真。この写真ではあまり分かりませんが、体は結構痩せていますすぐ側にトイレを置いていますが、間に合わなかったのか何度か寝床でお漏らしをしてしまう事があったので、ペットシーツを敷いています。

過去の検査結果はこちら↓

血液検査の結果 1回目(8/19)

血液検査の結果 2回目(8/23)

血液検査の結果 3回目(8/28)

血液検査の結果 4回目 (9/2)

BUN(尿素窒素)
前回 210.8mg/dl
→ 230.2mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 20.5mg/dl
→ 20.2mg/dl (正常値0.8〜1.8)

この日は、元の体重4.6kgから4.3kgへ減少。食べなくなってから2週間、強制給餌で満足な量を食べていない割には、見た目にはあまり変わらない印象でしたが、徐々に足取りがふらつくようになってきました。

この日から、「イパキチン」という薬(サプリメント)が処方されました。

イパキチン

毒素を吸着して排出をうながしてくれる作用があるようです。「そんな薬(サプリメント)があるなら、もっと早くから処方してくれても良かったのでは…?」と思いましたが…。

ちなみに、検査の前々日くらいに右の腰の辺りに当たったような傷(500円玉大に毛が禿げて傷がジュクジュクした状態)を見つけ、その後さらに、左側の同じような場所に同じような傷を見つけたので、一応先生に診てもらったところ「皮膚真菌症(真菌=カビ)」の疑いがある事がわかりました。私はてっきり、フラフラな状態でトイレに行った際にトイレの縁にぶつかってできた傷かと思っていました。ただ、左右同じような場所に傷ができるのも何だか変だなとは思ったので、一応診てもらったのですが、まさかカビとは…。

顕微鏡で確認してもらったところ、真菌の細胞のようなものが見えたそうですが、一応採取した細胞を培養して真菌かどうかを調べてもらう事にしました。動物は毛が多いのでカビが付着しやすく、抵抗力が弱っているとこのように感染してしまうようです。培養して結果が分かるのが10日〜2週間後との事でしたが、「ほぼ真菌だろう」との事だったので塗り薬を処方してもらいました。ちなみに、真菌は人にもうつるそうですが、毎日ちゃんとお風呂に入って全身洗っていれば問題はないそうです。うつってしまった場合は皮膚科に行けば大丈夫との事でした。

これ以降は、だいたい1週間間隔で通院と検査を行い、経過を見る事になりました。


血液検査の結果 5回目 (9/9)

血液検査の結果 5回目

BUN(尿素窒素)
前回 230.2mg/dl
→ 280.0mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 20.2mg/dl
→ 21.7mg/dl (正常値0.8〜1.8)

前回9/2の時点では、まだ体重4kg台だったのが、この日の計測では3.9kgに。見た目にも、痩せているのがはっきりと分かるくらいになり、背中をなでると骨の節が分かるまでに…。自力でトイレに行くものの、かなりフラフラな足取りで、嘔吐の際も自分の身体を支える(踏ん張る)のもままならないくらいの状態でした。血液検査の結果も上昇が止まらず…。この日から、ステロイドの飲み薬を処方されました。ステロイドは色んな症状を改善してくれるので、それによって食欲が出てきたり、元気になったりする事があるそうです。ずっと食欲が出ず、歯周病も加わってより一層食べられない状態なので「ステロイドによって不調が改善されれば食欲がでるかもしれない」と、先生。ただ、ステロイド服用中は免疫力が落ちるそうなので、「感染症(歯周病の傷口から感染症になるかも)に注意しなくてはいけない」という事でした。


血液検査の結果 6回目 (9/16)

BUN(尿素窒素)
前回 280.0mg/dl
→ 263.6mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 21.7mg/dl
→ 22.1mg/dl (正常値0.8〜1.8)

BUNの値が初めて下がりました。何が効いたのかは分かりませんが、とにかく下がった事が無かった数値が初めて下がりました。しかし、先生も言っていましたが「下がったけれど、まだ安心できる数値ではない」と…。

体重は前回からさらに減少して3.6kgに。猫の体重100gは、人間で換算するとだいたい10kgに相当していたと思うので、かなり減ってしまった事になります。元々がそんなに重たい子ではなかったのですが、片手でも簡単に抱き上げられるくらい軽くなってしまいました。

2週前に検査(培養)に出した真菌については、「培養しても何も増えなかった」という結果が出ました。ただ、検査をした培養のキットが特定の真菌にしか反応しない物なので、特定の真菌以外の場合は「何も無し」になるとの事でした。先の診察後に、新たに小さい傷や、傷になりかけの部分を見つけたので処方してもらった塗り薬(真菌であれば何でも効くもの)をとりあえず塗っていましたが、症状がひどくなる事もなく、広がる事もなかったので、やはり何かしらの真菌であったとは思います。


血液検査の結果 7回目 (9/23)

BUN(尿素窒素)
前回 263.6mg/dl
→ 227.3mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 22.1mg/dl
→ 21.0mg/dl (正常値0.8〜1.8)

この日もBUNが下がり、さらにCreも下がりました。まだ安心はできませんが、前回と続けて下がっている事で、さらに希望が出てきました。体重は3.4kgに。そしてこの日、カリウムがぐっと下がっていて、さらにHCT(ヘマトクリット)もかなり低い事がわかりました。

血液検査の結果 7回目

カリウム
前回 4.3mEq/l
→ 2.9mEq/l (正常値3.4〜4.6)
HCT(ヘマトクリット)
前回 30.1%
→ 22.3% (正常値30.3〜53.1)

カリウムは電解質のひとつで(ナトリウム、リンも)、バランスが崩れると体調が悪くなるそうなので、やはり正常値内であった方が良いとの事です。対処としては、輸液にカリウムを混ぜて点滴する事になりました。

HCTとは血液中の赤血球の割合の事だそうで、これが低いという事は「貧血」という事になるそうです。腎臓から出るホルモンの働きで赤血球を作るそうなのですが、腎不全になると腎臓の機能が低下する事でホルモンが出ず、赤血球も作られにくくなる…という事だそうです。そして、HCTが20%を切ると、一般的にはホルモン治療を始めるそうです。

では、今すぐに始めたら…と思いますが、ホルモン治療は早く始めすぎると後で効果が出なくなるのだそうです。(薬を使いすぎると、効かなくなるのと同じ感じでしょうか。)前回からの下がり具合から見て、次の検査(1週間後)には「20%を切る可能性は大きい」と先生。早く始めた方が、効果が出やすいかもしれない。でも、早く始めると、後がどうなるか…。ここでの決断が後でどうなるのかが不安ではありましたが、貧血もあって余計に「食欲が出ない」「立ち上がった時にふらつく」というのであれば、やはり今対処すべきだと思い、ホルモン治療を始める事にしました。ホルモン治療と言っても、中3日に1回ごとに点滴の際にホルモン剤を一緒に注入するだけなので、愛猫にとっても私にとっても大きく負担が増える訳ではないのでほっとしました。


血液検査の結果 8回目(9/30)

BUN(尿素窒素)
前回 227.3mg/dl
→ 142.0mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 21.0mg/dl
→ 17.9mg/dl (正常値0.8〜1.8)

BUNとCreがようやく最初の診察時に近い数値まで下がってきました。…が、そもそもその数値の時点で「かなり悪い」と言われていたので…まだ安心できる域には達している訳ではありません。しかも、検査の数日前から強制給餌(特に薬入りのもの)をかなり嫌がるようになった(ステロイドで元気が出てきた?)ので、これまで以上に食事がとれていません。食事をとっていないと老廃物が出ない為、BUNは下がるそうです。という事は、急激に数値が下がったのはイパキチンの効果というよりも食事がとれていないから…なのかもしれません。ただ、食事がとれていない割に、体重は前回よりわずかに増えて3.5kgありました。

カリウム
前回 2.9mEq/l
→ 7.0mEq/l (正常値3.4〜4.6)
HCT(ヘマトクリット)
前回 22.3%
→ 19.0% (正常値30.3〜53.1)

カリウムは点滴で補充した効果が出たのですが、数値が上がりすぎたので投与を中止する事になりました。

HCTは、ホルモン治療を始めたのに下がってしまっていました。…が、検査結果の項目でRETICという赤血球の赤ちゃんの数を示す数値があるのですが、こちらの数値が正常値3.0〜50.0K/μLに対して63.7K/μLあり、これから赤血球がたくさんできるであろう結果を示していました。

血液検査の結果 8回目

貧血は進んでしまっているのですが、ホルモン治療により赤血球は確実に作られているので、これから貧血が改善されるだろうとの事でした。ホルモン治療は、始めに集中的に行い、後は間隔を空けて徐々に回数を減らしていくという治療法なので、まだしばらくは引き続きホルモン治療を行います。



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