愛猫が、自分でごはんを食べれるようになってから2週間ほど経ちました。今は、とにかく何でも良いから食べてくれるものをあげよう」という事で、魚や鶏肉ペーストをあげていますが、やはり腎臓への負担が心配です。何とか療法食も食べて欲しいと思ったので、食べてくれる方法をいくつか試してみました。
魚や鶏肉ペーストをあげている記事はこちら↓
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腎不全の療法食ドライフード
どんなフードなら食べてくれる(人気がある)のかのクチコミを調べていたところ、下記の記事でフードの写真付きで色々比較していたので、購入の際の参考にさせてもらいました。
〈キャビンと猫と山暮らし。〉※別サイトです。
猫の腎不全の療法食ドライフード一覧。保証分析値や原材料まとめ画像あり
猫の腎不全用の療法食ウェットフード一覧。分析値や写真などまとめ
よく行くペットショップは置いている種類が少ないので、選択肢があまりありませんでしたが…その中で買って来たのは、どちらもドライフードの「ヒルズ 腎臓ケアk/d」と「ロイヤルカナン 腎臓サポート セレクション」です。ちなみに、ウェットフードの「ヒルズ 腎臓ケアk/d」と「ロイヤルカナン 腎臓サポート」は、魚をトッピングしても食べてくれませんでした。※
強制給餌であげていたのですが、その時の「嫌な思い出」の為に食べてくれないのか…。ですので、ウェットは諦めて、ドライフードにしています。
※記事ではヒルズしか試していませんが、その後ロイヤルカナンを購入。ブレンダーでペースト状にしてまで試してみましたが、全く食べませんでした。
ロイヤルカナン 腎臓サポート セレクション
参考にした別サイト記事内でも書いていましたが、粒が大きいです。手で割ってみると結構簡単に砕けたので、最初はそのままあげてみましたが、愛猫の場合は歯周病があるので噛むのがしんどそうでした。小さく砕いてあげると一応食べてくれましたが、あまり積極的には食べてくれませんでした。
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ヒルズ 腎臓ケアk/d
ロイヤルカナンよりも粒が小さいのですが、堅さはこちらの方が固いです。丸飲みできないサイズでもないのですが、愛猫の場合は噛んで食べようとします。歯周病の為にこちらのフードは上手く噛めず、すぐに食べるのを止めてしまいました。
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愛猫の場合は歯周病がある為に、「噛めるか、噛めないか」で好みが分かれてしまったように感じます。
ごはんのバリエーション
ここしばらくは魚と鶏肉ペーストをあげているので、療法食を出しても、愛猫は「魚の方が良い」と目で訴えてきます。元々、尿路結石症の療法食しかあげられなかった(おやつ系も一切ナシ)ので、愛猫にとっては魚や鶏肉ペーストは、相当美味しく感じたのでしょうか…。
せっかく食べてくれるようになったのに、また食べなくなってしまってはいけないので、療法食に魚と鶏肉ペーストを合わせて、下記のようなバリエーションであげる事にしました。
※以下に記載の内容について
- 獣医師の指導によって与えているものではありません。ネットの情報を元に、私自身が「食べても大丈夫」と判断したものを与えています。
- 療法食以外のものを腎不全の子に与えても「良い」という事ではありません。「食べてもらう事」を最優先にしている為、療法食以外のものも与えています。
- あくまで「我が家の愛猫の場合は」として書いています。
A:魚+鶏肉ペースト
食いつき ★★★★★
一番喜んで食べてくれます。「イパキチン」と胆のうの薬(ごく少量)を混ぜても気にせず食べるので、薬を確実にあげたい時※のメニューです。
※他のメニューの時でも、薬が混ざっていても食べてくれますが、このメニューの時は確実に食べてくれるので。
B:魚+鶏肉ペースト+療法食
食いつき ★★★★☆
療法食の割合が少しなので、まぁまぁ食べてくれます。後述していますが、鶏肉ペーストはゆるめに作っているので、すり潰した療法食をふやかすのに使っている感じです。
C:魚+療法食
食いつき ★★★☆☆
療法食の匂いと魚の匂いが混ざるので、お皿を置いた直後はやや不信な様子で食べようとせず…。でもしばらくしすると、ペロペロ舐めて、最終的にはちゃんと食べてくれます。
D:鶏肉ペースト+療法食
食いつき ★★☆☆☆
魚に比べて鶏肉ペーストは匂いが強くなく、味もそんなになのか、やや食いつきが悪いです。お腹が空いている時は食べてくれますが、それ以外の時は積極的に食べません。
療法食はロイヤルカナン、ヒルズどちらでも食べてくれますが、食いつき具合から見て、愛猫的にはややロイヤルカナンの方がお好みの様です。だいたいCかDのパターンで食べてくれますが、急に食べなくなる事も…。やはり、療法食が混ざっていると嫌みたいです。そういう時は仕方がないのでAをあげています。
ついでに、Cのメニューを写真付きでご紹介します。
ドライフードは、そのままだと食べにくいみたいなので、少し手を加えます。
写真は「ロイヤルカナン 腎臓サポート セレクション」です。これを乳鉢ですり潰します。
ロイヤルカナンの粒は柔らかめなので、結構簡単にすり潰せます。ヒルズの方は固いので、ちょっとすり潰しにくいです。リピートはロイヤルカナンだけにしようかと思っています。
魚を蒸した時の蒸し汁でフードをふやかして、魚をトッピングします。写真のはちょっと汁が多すぎて、シャバシャバになってしまいました。でも、水分が取れるから良いかな…と思ってそのままあげています。
1回分はだいたい写真くらいの量を作ります。愛猫の場合は、すぐにこの量を食べきる事はせず、ぼちぼち食べて、気がついたらなくなっています。1日にこの量を3〜4回分くらい食べています。強制給餌していた時は、1日で大さじ1杯分食べれたかどうかくらいだったので、今は本当によく食べています。食べてくれるようになったおかげで、ガリガリだった背中に、少しづつ肉が付いてきました。
魚と鶏肉ペーストは小分けで冷凍保存
魚と鶏肉ペーストは、ある程度の量を小分けに準備したものを冷凍保存しています。特別な事は何もしていませんが、参考までにご紹介します。
魚
以前の記事で紹介した「パンガシウス」が、骨の皮も処理されていて使いやすいので、引き続きあげています。試しで買った分が無くなったので、再びコストコで3パックまとめ買いしました。小さく切った身を、ラップに間隔を空けて平たく並べて包み、ジップロックに入れて冷凍保存しています。
鶏肉ペースト
一度に1パック(200〜300gくらい)の鶏ミンチを少なめの水で茹でてアクを取り、茹で汁とミンチを一緒にペーストにしています。結構ゆるめのペーストになりますが、愛猫的には噛むより舐める方が食べやすそうなので、それくらいで丁度良さそうです。会社の人から「ペーストにした離乳食を製氷皿で小分けに冷凍する」という話を聞いたのでそれを真似して、作った鶏肉ペーストを製氷皿で小分けに凍らせて、ビニール袋&ジップロックに入れて保存しています。
愛猫が自分でごはんを食べられるようになってから、強制給餌は一度もしていません。元々食が細めの子なのですが、腎不全になる以前と変わらないくらいの量を、自分で食べる事ができています。食べれるようになった事で元気が出て来たのか、以前より歩き回る事も増え、最近はおもちゃで遊ぶようにもなりました。何だか「治った」ような気持ちになってしまいますが…決して「悪くなった腎臓が良くなる」事はないので、「これで安心」という訳ではないと思います。ただ、今は状態が安定しているので、気持ちはとても楽になりました。
愛猫に、腎不全の療法食を少しでも食べてもらいたいと思っている方の参考になりましたら幸いです。
毛繕いの途中で、舌をしまい忘れている愛猫。血液検査の数値が非常に悪かった時には、毛繕いする事もできませんでした。またこんな愛らしい姿を見れるようになるなんて、夢のようです。
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