点滴の量と回数を今まで通りの「1日1回、200ml」に戻すことにした、前回の血液検査から1ヶ月が経ちました。
前回の検査後から服用を始めた「コバルジン」についてと、今回の血液検査の結果をお伝えいたします。
※過去の血液検査の結果は、記事の一番下にまとめて記載しています。
「コバルジン」を試してみる
Creの数値を下げるために2018年1月半ばから「ネフガード」をあげていましたが、思ったように数値は下がりませんでした。しかもその後、点滴の量や回数を変えたためにCreの数値は悪化…。
そこで前回の検査後に、先生が「ネフガード」と同じような効果の別の薬「コバルジン」を出してくれました。
下記のサイトでは「コバルジン」の成分や効果について詳しく紹介しているので、とても参考になります。
〈猫の腎不全とおつきあい〉 ※別サイトです。
「コバルジン」はサラサラの粉…ではなく、極小のつぶつぶです。
「フードと一緒にあげてもOK」ということだったのでフード(ロイヤルカナン 腎臓サポート セレクション)にふりかけましたが、粉のようには馴染みませんでした。
写真では「コバルジン」がフードに引っ付いているように見えますが、愛猫がフードを食べるときにはつぶつぶが取れてしまうようで、いつもお皿の周りにつぶつぶが散乱しています。
お皿に残ったつぶつぶもできれば残さず服用してもらいたので、フードを追加してつぶつぶと混ぜて、なるべく食べてもらうようにしています。
また、「コバルジン」は粉薬のように、水に溶けません。
愛猫の口に付いた「コバルジン」が水を飲むときに落ちたと思いますが、水入れの中につぶつぶの状態で沈んでいました。
水に溶けないからだと思いますが、「ネフガード」の時のように「うんちが真っ黒!」ということにもなりません。
食いつきについては、初めはちょっと警戒して「コバルジン」入りのフードをなかなか食べようとしませんでしたが、一度食べるとその後は普通に食べていました。
愛猫の場合はつぶつぶを気にしたり味を嫌がる気配もなかったので、「ネフガード」の時と違って魚をトッピングして食いつきを良くする工夫はしていません。
「ネフガード」から「コバルジン」に変えてみて、約1ヶ月後の検査結果が下記になります。
血液検査の結果 21回目(4/14)
BUN(尿素窒素)
前回55.1mg/dl
→ 56.9mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 4.4mg/dl
→ 4.2mg/dl (正常値0.8〜1.8)
点滴の量と回数を戻した前回からどちらの数値も大きく悪化していないの、愛猫にとっての点滴は「1日1回200ml」が良いようです。
先生の話では、体重に対して点滴の量を決めるとのこと。
体重が3kgほどまで落ちていた時は「多すぎる」くらいだった「1日200ml」の点滴ですが、体重が戻ってきた今の状態だと、それほど多い量ではないそうです。
「もう少し点滴の量を増やすこともできますが…」と先生に言われましたが、とりあえずは現状のままにして、今後の経過によっては増やすことも考えることにしました。
Creに関しては少し数値が下がりましたが…「コバルジン」が効いたのかは微妙な感じです。とりあえず、「コバルジン」の服用は続けることに。
カリウム
前回 4.0mEq/l
→ 3.9mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 5.7mg/dl
→ 4.0mg/dl (正常値2.6〜6.0)
カリウムは前回とほぼ変わらず。リンは前々回3.9mg/dl→前回5.7mg/dlと上がってきていたので、正常値を超えてしまうのかと気になっていましたが、今回は正常値内に収まっていました。
HCT(ヘマトクリット)
前回 26.6%
→ 25.9% (正常値30.3〜53.1)
相変わらず低値が続いていますが、こちらの数値も大きく悪化している様子はなく、元気・食欲共にあるので心配するような結果ではないようです。
普通にフードを食べるようになってからは、見た目がだいぶふっくらしてきたと思っていた愛猫の、今回測定した体重は4.0kgでした。腎不全になる以前は4.6kgくらいだったので、かなり元に戻ってきた感じです。
先生からも「お顔がだいぶふっくらしましたね」と言われました。
胆泥が減少
胆泥が確認されて以降、「エリスロシン100mg」という抗生物質を服用していますが、あまり改善がみられなかったので、前回の検査後から追加で「リバフィットS」という薬を出してもらいました。
「リバフィットS」が効いたのか、今回の超音波検査では胆泥の白い影が前回よりも明らかに減少。ようやく改善を実感することができたので、ひとまずほっとしました。
「リバフィットS」の服用は一旦終了して、「エリスロシン100mg」は引き続き服用となりました。
腎臓の石のその後
腎臓に見つかった石は移動している様子はなく、「石が更に増えた」といった変化も見られませんでした。
石については、管に詰まるなどした場合に「急に具合が悪くなる」と聞いていたので胆泥よりも心配していましたが、悪化した様子が無かったので良かったです。と言っても、今後も安心できるわけではありませんが…
このまま経過観察することに。
「横ばい」だった検査結果について思うこと
点滴の量と回数を戻し「コバルジン」を服用してみましたが、前回から横ばいの結果となった今回の血液検査。
「コバルジン」については、今回は期待していたほどの結果ではありませんでしたが、数値が悪化していなかっただけでも良かったのかもしれません。
愛猫は腎臓の機能がかなり低下しているそうなので、「点滴投与や薬を服用しても、数値が正常値より高い状態なのは仕方ないのかも…」と思い始め、今後は数値が下がらないことで落ち込まないようにしようと思いました。
落ち込んでばかりでは、せっかく元気になった愛猫との貴重な時間が楽しめなくなりますので…。
電気ストーブの前でくつろぐ愛猫。
過去の検査結果はこちら↓
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