点滴の量を減らしてみる事について

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毎日しっかり食欲があって、走り回ったり急に大きな声で鳴き出したり(たまに急にテンションが上がる)…とても元気な愛猫。まだ以前ほどのふっくら感はありませんが、毛艶も良く、抱っこも重たく感じてきました。

今回も、前回から約1ヶ月空けての血液検査に行ってきました。前回の検査後、Creの数値を下げる為に「ネフガード」を与えるようになったので、その効果が出たのかどうか…。

また、今回の検査の後、試しに「点滴の量を減らしてみる」事をしたので「減らす前(今回の検査結果=2/9)」と「減らした後(その一週間後=2/17)」と合わせて検査結果を載せています。

※過去の血液検査の結果は、記事の一番下にまとめて記載しています。

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血液検査の結果 17回目(2/9)

血液検査の結果 17回目

BUN(尿素窒素)
前回45.8mg/dl
→ 49.4mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.7mg/dl
→ 3.5mg/dl (正常値0.8〜1.8)

BUNを下げる為に、JINをあげているのですが…今回は数値が上がってしまいました。一方、Creはネフガードが効いているのでしょうか…数値は下がっていますが、1ヶ月続けて「これだけしか下がらないのかぁ…」という結果に。先生のお話だと「Creの数値はなかなか変動しない」という事でした。

カリウム
前回 4.3mEq/l
→ 4.0mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 3.6mg/dl
→ 3.9mg/dl (正常値2.6〜6.0)

それぞれ数値は上下していますが、正常値内なので問題なさそうです。

血液検査の結果 17回目2

HCT(ヘマトクリット)
前回 23.8%
→ 25.3% (正常値30.3〜53.1)

ホルモン投与を完全に止めて2ヶ月。数値としては「低値」の範囲ではありますが、前回よりは上がっていました。

体重は前回の3.52kgから変わっていませんでした。前回の検査の時より、「少しふっくらしたかなぁ?」と思っていたのですが…。水分を摂ってもらうのにシャバシャバのご飯(人間でいうと雑炊)にしている為、質量(カロリー)が少なくて体重もあまり増えないのでしょうか…。元々は4.4〜4.6kgくらいある子なのでまだ1kgほど少ないですが、ご飯はしっかり食べているし、ガリガリ状態は脱したので、食欲が落ちない限りはそんなに心配しなくても良いの状態なのかな…と思っています。



胆泥の様子は

超音波検査では、前回から特に変化が見られないそうです。とりあえず、薬はまだしばらく続ける事になりました。



腎臓の様子に変化

腎不全が発覚した時に、超音波検査で「左右の腎臓の大きさが違う」という事は言われていました。「片方が萎縮してほとんど機能していないので、もう片方の腎臓で頑張っていて肥大している」といった感じの説明でした。

今回の先生からも同じような説明がありましたが…今回の検査で、腎臓に石が出来ているのが見つかりました。サイズは数ミリの、ごく小さなものだそうですが…

腎臓→尿管→膀胱→尿道

腎臓以降は臓器がこのように繋がっていますが、腎臓にある石が尿管に移動して詰まってしまうと、「どうする事もできない」※との事でした。もし、尿管の方に移動しても、膀胱まで行ってしまえばまだ大丈夫だそうです(安心という事ではなく、「尿管で詰まるよりは」という意味で)。尿管自体が数ミリしかない細さなので、そこで詰まってしまう可能性の方が大きそうですが…。

※腎不全でなければ手術ができるのかもしれませんが、愛猫は腎不全で麻酔を使えないので、このように言われたのかもしれません。

一度できてしまった石は、無くなる事はないそうで、今薬で何とかするといった対処法は無いそうです。この先、石が腎臓の中で大きくなるのか、尿管に移動して詰まってしまうのか、膀胱まで行ってしまうのか、今の段階では先生にも何とも言えないそうです。

血液検査の数値があまり良くない状態が続いていますが、食欲と元気があるので最近はそんなに心配する事もなく、ほっとした気分で過ごしていたのですが…

石が尿管で詰まってしまうと急激に具合が悪くなるそうなので、体調の変化に気をつけつつ、超音波検査で石の経過も診ていく事になりました。



先生によって違う診断

通院している動物病院には複数の獣医師がいます。たまに愛猫の具合が悪くなった時は、数回の通院で治療が終わるので特定の先生に診てもらっていなかったのですが(希望すれば先生を指名できます)、腎不全になってからは同じ先生に診てもらっていました。

今回の検査は、いつもの先生がお休みだった為に別の先生に診てもらったのですが、今までのの治療を「ちょっと変えてみては…?」というお話がありました。

●点滴の量を減らしてみる

現在「毎日1回、200ml」という回数と量で、皮下点滴をしています。自宅で皮下点滴をするようになってからほぼ※そのペースでした。

※最初のうちは1日1回150mlでしたが、血液検査の数値が悪かったり尿管が拡張したりで、その後点滴の量を増やしました。

今回診てくださった先生は、愛猫の状態や血液検査などの結果から「点滴は、今の量から減らしてみても大丈夫ではないか」との判断をされました。ただ、「(いつもの先生の)治療方針や判断基準もあると思うので」と前置きした上で、今回の先生からのお話は「試してみても良いのではないか?」といった感じの提案でしたが…。

私としては、私と愛猫お互いの負担が減るので「ぜひそうしたい!」と思ったのですが、毎日必要だと言われていたものを減らしても大丈夫なのかが心配でした。今回の先生を信頼していないという事ではありませんが(過去に診察してもらった事もありますので)、一時期の事を思えばかなり元気になった愛猫が、またガクッと悪くなってしまったら…と思うと、不安に思ってしまいました。

「1週間試しに減らしてみて、次回はいつもの先生に診察してもらって、問題が無ければ今後も減らしては」と、今回の先生。そして、点滴の回数と量を「2日に1回、200ml」で、1週間試してみる事にしました。

●カリウムを止めてみる

2日に1回投与していたカリウムですが、こちらは一旦止めてみる事になりました。今は2日に1回の投与によって、正常値が保たれているのかもしれませんが…血液検査の結果や愛猫の状態(見た目)がそんなに悪くない事から、今回の先生は「止めても大丈夫」との判断でした。

●薬(サプリメント)を与え過ぎ?

現在、愛猫に与えている薬&サプリメントは下記のものになります。

  • 胆のうの薬(抗生物質)…胆泥の排出を促す為
  • イパキチン…リンの数値を下げる為
  • ネフガード…Creの数値を下げる為
  • JIN※…BUNの数値を下げる為

※JINは私がネットで知った情報を元に、先生に話した上で独自に与えているサプリメントで、病院から出されたものではありません。

前回(1ヶ月前)から「ネフガード」が加わりましたが、今回診てくださった先生は、「ネフガードは無くても良いかなぁ…」といった雰囲気でした。あれこれ与えすぎても、効果が出ないといった口ぶりでした。「ネフガード」については、私が愛猫のCreの数値がなかなか下がらないのを心配して「何か良い薬はないですか?」と、いつもの先生に聞いて出してもらったものです。もしかするといつもの先生も、私があまりに心配そうにしていたから出してくれただけで、本当は「無くても大丈夫」と思っていたかもしれません。

ただ、与えて害のあるものではないので、今回診てくれた先生も「止めましょう」とまでは言いませんでした。「ネフガード」は、他の薬やサプリメントと一緒に与えられないのであげるタイミングが難しく(他の薬と時間を空けて与えないと、必要な薬まで吸着して排出してしまうので)、必要なければ無くしたいところですが…。とりあえず購入した分がまだまだあるので、無くなるまでは与えるつもりです。



血液検査の結果 18回目(2/17)

「2日に1回、200ml」の点滴に変えてみて一週間。

食欲・元気共に、点滴量を変える以前と変わらない様子の愛猫。「毎日点滴をしなくて良い」というのは気持ちも楽だったので、減らしたままで行けたら良いのですが…。今回は、いつもの先生に診察してもらいました。

血液検査の結果 18回目

BUN(尿素窒素)
前回49.4mg/dl
→ 55.0mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.5mg/dl
→ 3.8mg/dl (正常値0.8〜1.8)

たった一週間だけで、BUN、Cre共に数値が随分上がってしまいました。

カリウム
前回 4.0mEq/l
→ 4.0mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 3.9mg/dl
→ 3.3mg/dl (正常値2.6〜6.0)

点滴でのカリウム投与は止めてみましたが、特に下がる事はなく、前回と同じ数値でした。

HCT(ヘマトクリット)
前回 25.3%
→ 今回は検査せず

体重は一週間前と変わらず、3.52kgでした。腎不全になる以前からそんなにご飯にがっつく子ではなく、ご飯を食べるようになった今も、マイペースにぼちぼち食べているので、今後はそんなに体重は増えないのかもしれません。先生から「毛艶がかなり良くなりましたね」と言われたので、栄養状態は悪くないようです。



点滴の量について

12月の検査以降は約1ヶ月間隔で検査をしていて、その間隔の中で数値が上がったり下がったりしていたので、「急激な変化」という程ではありませんでした。しかし今回は一週間で数値が上がったので、先生から「やはり点滴は毎日の方が良い」という診断がありました。点滴は、機能が低下した腎臓になるべく負担をかけないようにする為のものなので、数値が悪化している=負担がかかったとなってしまっては、やり方を変えなくてはいけません。

そして今度は「1回分の量を減らしてみる」という提案がありました。

点滴は、量が多すぎると体に吸収されず、どこか(たとえば肺など)に溜まってしまうとの事。現在の愛猫の状態は、「多すぎる」という事は無いのですが、「ある程度までなら減らしても大丈夫かも」という状態のようでした。そこで、200mlから150mlに減らしてみる事になりました。体重に対して点滴の量を決めるようなのですが、200mlから150mlに減らしても調整範囲内だそうです。ただ、本当に点滴の1回分の量を減らしてみて大丈夫かどうかを診ておいた方が良いとの事で、今度は2週間ほど空けて検査する事になりました。

「毎日」という負担が変わらなかった事は残念ですが、点滴の時間がわずかでも減るのであれば愛猫にとっての「嫌な時間」が早く終わるので、まだ良いのかなぁ…と思いました。

ちなみに、カリウムは止めてみても数値が変わらなかった事もあり、このまま止める事になりました。

せっかく数値が安定してきてほっとしていた所なので、数値が上がったり腎臓に石が出来ていた事はショックでしたが、日々の変化に気をつけつつ、少しでも長く今の元気な状態でいられるように出来る事を頑張っていこうと思いました。

布団の上の愛猫

過去の検査結果はこちら↓

血液検査の結果 1回目(8/19)

血液検査の結果 2回目(8/23)

血液検査の結果 3回目(8/28)

血液検査の結果 4回目(9/2)〜8回目(9/30)

血液検査の結果 9回目(10/7)

血液検査の結果 10回目(10/15)

血液検査の結果 11回目(10/21)

血液検査の結果 12回目(10/31)

血液検査の結果 13回目(11/13)

血液検査の結果 14回目(11/27)

血液検査の結果 15回目(12/13)

血液検査の結果 16回目(1/13)


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