※更新が滞っていたので、2018年夏からの内容になっております。
前回(2018/7/28)の血液検査から約1ヶ月が経ち、点滴セットの残りも少なくなってきたので、病院へ行ってきました。
ここ最近は、ずっと食欲・元気があって良い調子が続いているので、特に心配することもなく検査に臨んだのですが…。今回は、気になる結果がひとつ、出てしまいました。
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血液検査の結果24回目(8/25)
BUN(尿素窒素)
前回42.2mg/dl
→ 49.3mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.5mg/dl
→ 3.7mg/dl (正常値0.8〜1.8)
数値自体は決して良くないのですが、ここ最近の血液検査ではだいたいこのあたりの数値をウロウロしている状態なので、先生も「良くも悪くもなっていない」との判断でした。
カリウム
前回 4.7mEq/l
→ 4.8mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 4.5mg/dl
→ 3.8mg/dl (正常値2.6〜6.0)
カリウムがやや高めの数値になってきましたが、「気にするほどではない」と先生。
HCT(ヘマトクリット)
前回 36.1%
→ 37.7% (正常値30.3〜53.1)
腎臓の石の様子
超音波検査で以前から確認されていた腎臓の石。これまでは「言われてみると、何か写っている」くらいのごく小さな影(超音波検査では白く写ります)だったのですが、今回はっきりと分かるくらいに写っているものがあったのです。
先生によると、その石は以前からあったものが大きくなったのか、これまではたまたま写っていなかったのが今回写ったのか、「どちらか分からない」ということでした。
石の大きさはわかりませんが、これまで見えていた石より大きいということで、これまでよりも、石がどこかで詰まりやすくなってしまう可能性が高くなったことになります。
先生から、「(腎臓にはっきりと石が確認されたので)何か結晶の成分が尿の中に混じっていないか検査したい」と言われたので、尿検査をすることになりました。
尿検査の結果は
血液検査の翌日、タイミング良く採尿できたので、早速病院で検査してもらいました。
その結果は、「特に異常なし」でした。
結晶らしきものは尿に混じってはおらず、数値的にも問題なしでした。「比重」という項目については正常値よりも「軽い」結果だったのですが、この結果は腎臓の機能が低下している場合に出やすいとのことだったので、先生が心配していたような悪い結果ではなかったようです。
石が最初に確認された時にも先生から言われましたが、改めて「石がどこかに詰まった場合の体調変化」についてお話がありました。
- 食欲が無くなる
- 急にぐったりする
- 何度もトイレに行く(1時間に5〜6回など)
この症状が出た場合は、「すぐに病院に連れてきてください」とのことでした。
点滴の量についての話
ここ最近、検査に行く日に、いつもの先生の出勤日とタイミングがあわず…。今回尿検査をしてもらったとき、久しぶりにいつも診てもらっていた先生とお話ができました。
そこで、別の先生が「点滴の量が多いと心臓に負担がかかる」と言っていたことが気になり、いつもの先生にその話をしてみました。
先生としては「今の(愛猫の)体重であれば、今の点滴量でも大丈夫」とのことでした。
点滴の量は、体重1kgにつき40mlの計算だそうです。
点滴量は、1日200mlをずっと続けています。今よりもっと体重が減っていた時=3kgくらいお時は、適量が120mlくらいの計算になるので「点滴量が多い」。すっかり体重が戻った今=4.8kgでは、適量が192mlくらいの計算になるので「点滴量はそこまで多くない」となります。
とりあえず、今の点滴量で心配ないとわかったので、一応ほっとしました。
※更新が滞っていたのと、この後も「悪いながらも安定」状態が続いているので、血液検査の結果をまとめて記載いたします。
血液検査の結果25回目(9/22)
BUN(尿素窒素)
前回49.3mg/dl
→ 41.7mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.7mg/dl
→ 3.7mg/dl (正常値0.8〜1.8)
カリウム
前回 4.8mEq/l
→ 3.8mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 3.8mg/dl
→ 4.1mg/dl (正常値2.6〜6.0)
HCT(ヘマトクリット)
前回 37.7%
→ 32.3% (正常値30.3〜53.1)
血液検査の結果26回目(10/21)
BUN(尿素窒素)
前回41.7mg/dl
→ 45.0mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.7mg/dl
→ 3.6mg/dl (正常値0.8〜1.8)
カリウム
前回 3.8mEq/l
→ 4.1mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 4.1mg/dl
→ 3.6mg/dl (正常値2.6〜6.0)
HCT(ヘマトクリット)
前回 32.3%
→ 40.9% (正常値30.3〜53.1)
愛猫はこの頃から、今までは大丈夫だった「イパキチン入りフード」を、なぜか食べなくなりました。「コバルジン入りフード」の方は、問題なく食べてくれるのですが…。
イパキチンを混ぜた時だけ、愛猫が「何でそれ混ぜるの?」という顔でこちらを見て、フードに口を付けてくれません。
先生にその事を話すと「このところ数値が安定している(そこまで悪くない)ので、イパキチンは中止しましょう」ということになりました。イパキチンはリンの排出をうながしてくれるそうなのですが、愛猫のリンの数値は正常値での安定が続いていたので「中止しても大丈夫」との判断でした。
リンの数値が悪化したら…何とか食べてもらう工夫をしなくてはいけません…。
血液検査の結果27回目(11/18)
BUN(尿素窒素)
前回45.0mg/dl
→ 43.4mg/dl (正常値17.6〜32.8)
Cre(クレアチニン)
前回 3.6mg/dl
→ 3.2mg/dl (正常値0.8〜1.8)
カリウム
前回 4.1mEq/l
→ 4.3mEq/l (正常値3.4〜4.6)
リン
前回 3.6mg/dl
→ 3.6mg/dl (正常値2.6〜6.0)
HCT(ヘマトクリット)
前回 40.9%
→ 34.8% (正常値30.3〜53.1)
体重→4.75kg
腎不全になって食べることができなかった分、食べれるようになってからは「しっかり食べてもらおう!」とフードをどんどんあげていたら、腎不全になる以前の体重を超えてしまいました…。今後はフードの量を控え目であげようと思います。
愛猫のここ数ヶ月の様子を診て
いつも診ていただいている先生から「今後は2ヶ月に1回の検査にしましょうか」とのお話がありました。
血液検査の数値は正常値まで下がっていないものもありますが、一時期に比べれば随分下がって、全体的には「横ばい」の状態。
腎臓に確認された石も、その後さらに大きくなったり・移動したりといった動きもありません。
食欲はあるし、体重も増えて(むしろ腎不全以前よりふっくらしてきたかも?)、これといって悪くなっている様子がないので、毎月検査する必要はないとの判断でした。
月に一度とはいえ、病院では診察と検査で長時間待つこともあり、私も愛猫もその負担が軽くなるのは良かったです。
ちなみに、検査が2ヶ月に1回になることで治療費の負担が少し楽になるかと思いましたが…元々毎日の点滴とお薬(コバルジン)の費用がかなりかかっていたので、思っていたほど負担は変わりませんでした。
腎不全発症から1年以上経過
愛猫が腎不全になったのが、2017年の8月。
当時は本当に「もう、あとわずかしか一緒にいられないのかも…」と、「別れ」を考えて辛くて仕方なかったので、それから1年以上も一緒に居られるとは思ってもみませんでした。
自分でご飯をしっかり食べて、撫でればゴロゴロと嬉しそうにしてくれる…そんな姿を再び見ることができるなんて、私にとっては愛猫が生き返ったような感じです。
点滴や薬で対処していても、腎臓が緩やかに悪化するのは避けられないと思いますが、安定している今は、悲観的にならず、いつまで続くかわかりませんが愛猫との大切な時間を過ごしたいと思います。
検査が2ヶ月に1回、ここ最近は大きな変化もないので、状態が急変しない限りは「猫の腎不全闘病記」は今後、頻繁に更新することはないと思います。
私と同じく愛猫が腎不全を煩い、この記事に辿り着いて読んでくださった方に、少しでも希望とお役に立てる記事をお届けできていれば幸いです。
腎臓サポートのフードが美味しいのか、尿路結石用フードに比べてモリモリ食べるようになり、ご飯の催促までするようになりました。
過去の検査結果はこちら↓